グレー
放射線とか仕事とか、人とか、感情とか、グレーな部分。
わりと腑に落ちないことが多い毎日で、しかしなんとかかんとか、私は夜「よし」って納得して眠ることができるようにしている。
でも腑に落ちないまま(しかも深い深い部分で)、住み慣れた家を離れ仕事を失い、保障どうすんの?とか、これからの基盤は?とか、納得どころか「理解」するのですら難しい人々もいるわけで
週刊文春、浪江町津島地区の酪農家の記事を読んでいて、考え込んでいる。
ふくしまには、少なからず放射線量の「グレーゾーン」があって、微妙な感じのまま住んでる人々もいるわけで
国や行政がはっきりしないから、みんなの気持ちまでグレーに染まり、最後は「自己責任」になる。
東電には、おもいっきりフル回転でがんばってもらって、それでなんとかしてもらうことにして
国には頼むから、政権交代云々でなく、見えないところに立つ人々に目を向けて欲しい。
行政には、そのまちに住む人々に目を向けて欲しい。
そして私たちは、受け身のまま文句を言うのでなく、積極的に主張すべきだ。
いくら無力感や疲労感を味わっても、強くいなければならない現実が、どうしようもなく悔しい。
なにかに、とらわれてばかりの自分に、いちばん腹がたつ。