Think

映画「メタルヘッド」観賞。ナタリー・ポートマンプロデュース。新作だった。

大切なひとを失ったひと特有の「ぼんやり感」がとても理解できる、お父さんのあの感じは懐かしいし、紙一重だ。

「なにも考えられない」ということすら、考えられないときもある。

これから観るひとがいるかもだからあまり書かないけれど、いい映画だった。メタリカ好きなひとにもおすすめ。始終流れている。

インプットすることを中心に生活している最近、本も無理矢理にでも読み進めている。

「読み終えた本は、いったん寝かせてもう一回読むもんだ、さらにもう一回読んで、好きな本だ嫌いな本だと言うのはそれからだ。」と、小さい頃から私に父がよく言っていた。

なぜもっと、色々なことを聞いておかなかったのだろうと、亡くなって7年経つ今、とても後悔している。

父は特に変わったひとでもなく、困ったひとでもなくたまにパチンコをしてはお菓子やゲームを持って帰ってきてくれる普通の鉄道員で、とても感受性が豊かで、受け入れがたいことにも向き合う、肝のすわった誠実なひとだった。

人間として目標としているけれど、なかなかうまくいかない。

私個人はわりと静かなところにいる。世間は忙しそうなので自分をしっかり持とうと思う。