As the crow flies

インドには皆知っているカースト制度があって、その細かすぎる多すぎる内容について何かの本で読んだ(ゲッツ板谷かなあ、誰だろう)ことが妙に心に残っている。

片足で立ってなくてはいけないカーストの家庭に産まれた人は、やはり片足で立つ生活をしなくてはいけないし、火を使ってはいけない家庭もある。

これ、未だにあるのだろうか。そもそも本当のことなんだろうか。

もしかしたら外国人の「東京に行けばニンジャに会える」みたいな話なのかもしれないけれど。

ダライ・ラマ14世は農家の産まれで、おとなたちに突然祭り上げられ、指導者として育てられた。

秀才だった幼なじみの翔太くんは、高校を中退し その後消息不明になる。
彼がフランス娘(使ってみたかった)と結婚しパリで暮らしていることを、私の自宅の向かいに越してきた彼の母に聞いたのは去年の終わり。

ポータイで働くタイ人のマナミさんは、今日も「マイペンライ〜」と笑ってカレーを多すぎるほどに盛っているのだろう。

人は、与えられた環境のもとで のびのびと生きることができる。そして、その姿は誰かが見ている。

直線距離(As the crow flies)は、鳥の飛び方(As the crow fly)から由来がきているそうだ。まっすぐに飛ぶから。

映画「コールドマウンテン」寒くなると観たくなる映画。

ルビーはエイダに、鳥のしめかたや畑の育てかた、生きる術とたくましさを叩きこむ。

エイダはルビーに、音楽や信じることの、愛の美しさを身をもって伝える。

ルビーの父親は赦すことをふたりに教えたし、インマンはサラにぬくもりを与えた。