遠くて近いもの

家族のこと。

父が急性心筋こうそくで急死して来年七回忌だと母に言われて、ああもうそんなに経ってしまったのかと、しかしまだそれしか経っていないのかとも思う。

未だに父の乗っていたウインダムとすれ違うと、瞬間的に「ああ、お父さん日勤だったっけ」とか思っちゃうし。

あの時の記憶、まだ戻ってないしね。もう一生戻んないのかね。

切ない思い出はどこの家族につきものだけれど。小さい小石が心のどこかにいつもコロリと、ずっと取れないまま生きて紡がれるもの。

ダイノジ大谷さんのブログ