おと
むかしから、音で言葉を探したり、映像を想像したり連想することがとても好きだった。
さまざまな音を聴き、いろいろなことや物が浮かぶ。
思い出だったり、みた夢とか、男性とのやりとりだったり、友人の顔、泳いでいるとか四つん這い。
動作だったり、昔話や小説、映画。もらった手紙の言葉の奥や色。匂いや目のかたち。
逆もあって、この人はこんな言葉を紡ぐから、鋭い金属音のような人なのかな、とか勝手に想像してあそぶ。
だから、いろいろ見たいし知りたい。取り入れる。
想像力を刺激してくれる人や物、行為がとても好きなので、そういうものに出会うと身震いするほど嬉しいし尊敬する。
今私はここに生きていて、喜怒哀楽いろいろな経験をつむたびに自分の中に音と言葉が増えていくような、たとえそれがどんなことであっても。
どんなことであっても、嬉しいなと思う。「また増えたかも!」と四つん這いになりながらも思う。
toe の音は、1曲のなかにさまざまな音が隠れていて、聴くポイントを変えれば、そのたびに表情が変わるし、浮かんでくる言葉や映像も変化する。
聴いている人々はみんな恍惚としていて、頭のなかでやはり、何かを浮かべているのだろう。その個々をまた想像する。
ひとつのことが、無限大に広がるさまを観ているようだなと思う。
ライブ、行ってみたいな。
朝方起きるときに、よく夢をみるようになった。
しかも結構リアルな内容。
しかし夢では、音が聴こえない。